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不登校理由No.1理由は『無気力』。学習性無力感を知って克服しよう

【無気力】を感じたことがある人は多いと思います。人によって、程度の差はあれど今まで一度も感じたことがない人はいないのではないでしょうか?

 

無気力は、ハマってしまうほど、深く深く落ちていきます。本人はとても辛く苦しいです。

 

高等学校に通っている方も、日々の生活の中で、活力が沸いてこなかったり、つまらないと感じることがあると思います。このページでは無気力について詳しく書いていきます。

 

目次

不登校最大の原因は…

高等学校を不登校になり、退学になる最大の原因なんだと思いますか?

 

いじめ。他にやりたいことがある。学校が合わない。対人関係のトラブル。

 

いろいろありますがダントツで多いのが『無気力や不安』などが原因の本人意思の不登校なのです。

 

本人の意思であるということは、周りの環境は関係ありません。

 

だれでも不登校になる可能性は大いにあるということです。今は学校に通っていても、いつ【無気力】や【不安感】があなたを襲い、不登校、そして退学という状態になってもおかしくありません。

 

また問題なのは、無気力は高等学校を辞めたからといって解決することではないということです。

 

次の場所でも同じように無気力になり辞めるを繰り返してしまう可能性が高いのです。

 

でも大丈夫です!無気力感は自分でコントロールすることが可能です。むしろ自分以外でコントロールすることはできません。だからこそ、『知ること』がとても大切です。

 

なぜ無気力になるのか、知ることで変えられます

 

参考

令和2年文部科学省の調査票によると不登校の学生は、約4万人となっていました。

不登校の理由は以下の表をご覧ください。

≪事由≫  
本人に関わる状況 53.1%
 無気力・不安 16,213人
 生活リズムの乱れ・非行等 6,633人
学校に関わる状況 31.4%
 いじめ、友人・教員関係 4,103人
 学業・学校の規則 9,437人
家庭に関わる状況 5%
 家庭の生活環境の急激な変化 833人
 家庭内、親子関係不和 2,239人

(※上記該当なし 3,593名)

参考文献:文部科学省資料

 

学習性無力感について

現代人が感じている無気力感などは【学習性無力感】が大きく影響しています。

 

学習性無力感とは、挫折を失敗を何度も味わった結果、自分は無力であり努力は無駄だと感じてしまうことです。

 

その結果、特定の出来事だけに関わらず、生活のあらゆる面での意欲を失うことです。無気力になり、努力しても無駄という考えから人生を楽しむことができません。

 

簡単に言えば、自分の人生に絶望している状態とも言えます。

 

本人とっても精神的に辛い状態であり、やる気がでず、楽しさを感じないきつい状態です。

 

 

学習性無力感のメカニズム

人の脳は、失敗や成功の原因を意識的に考えます。そうすることで、次へ活かそうと考えるからです。

 

学習性無力感に陥る流れ

①困難な出来事な経験

②乗り越えようとするがうまくいかない

③原因は自分(だと思いこむ)

④将来もコントロールできないという予測

①~④を繰り返す

⑤学習性無力感に陥る

 

①〜④を何度も繰り返すことで自分に無力だと感じ、どうすることもできない現状に絶望します。

 

今後も努力の有無は、結果に影響しないと考えるようになり行動することができません。この考えから抜き出せずにいると、この考えが自分の信念となっていきます。そしてどんどん苦しくなってきます。

 

うつ病患者に多い状態で、うつ病への入り口と言われています。

 

学校には、大人数の学生がいます。その中で勉強ができる人、運動ができる人、リーダータイプの人などたくさんいます。無意識に人と比べる機会が非常に多く、自分って大したことないなとか、自分って全然だなって思ってしまうことは多くの方が経験あるかもしれません。

 

もちろん大人になっても、このようなことは多く存在します。

 

簡単にスムーズにできる人もいるのに、自分はなかなかできない、うまくいかないということが続くと自分に自信をなくしてしまう。このようなことは日常の中に多々あるかと思います。

 

そんなときは、これから紹介しする3つのポイントをぜひ取り入れてみてください。

 

無力感を克服する3つの方法

無力感を克服するためには、まず自分がもっているネガティブの原因帰属を考えることが大切です。必要なポイントは3つです✨

 

①無気力に対する免疫をつける

無気力でやる気がでなくなったら、『自分で自分の人生をコントロールできる』とまずしっかり認識します。

 

この認識することがとても大切です。

 

失敗したことやうまくいかなかったこともあると思いますが、成功した体験もあるはずです。

 

ストレス場面を自分で乗り越えた経験ありませんか?

 

人は失敗ばかりフォーカスしますが、実はうまくいっていることの方が多いのです。

 

客観的に過去の成功経験を思い出し、自分には力がある!自分にはできると今一度認識し、言い聞かせましょう。

 

そしてストレスを感じる状況が、自分の免疫力つくるということも忘れずに。

 

嫌なこと一つなく、失敗ゼロで生きてこれた人が仮にいたとしたら、逆に大変です。免疫がないから何かあったときにどうなってしまうかわかりません。

 

今、無気力状態である人は、辛いかもしれませんが、その状況も自分を強くしてくれる経験だと捉えることができます。この経験のおかげで未来、強いメンタルのあなたがいるのです。

 

失敗ばっか繰り返すから自分はだめだ…、ではなく失敗が多いから自分は強くなれる!そう思うと心も軽くなりませんか?

 

ストレスフリーが良い訳ではないのですね!

 

②楽観主義を身に着ける

楽観主義は、ストレスや鬱から自分から守ってくれる大切な考え方です。そして悲観主義で幸せになることは、不可能だと理解しましょう。

 

失敗の原因が、外的な要因(自分ではどうしようもできないこと)だったとしても自分のせいだと考えてしまう人がうつ病になることが多いとデータがでています。

 

失敗の原因は自分のせいだと責めすぎていないか?

 

今一度胸に聞いてみましょう。楽観的に考えるなんて、現実的でないといわれるかもしれませんが、それでいいのです。

 

大きなストレスを抱えて無気力や鬱になる人が多い中、楽観的に考えることは自分を守る大切な能力です。

 

人間はネガティブに考えるようにできています。

 

大昔、狩りをしていたころは常に命の危険と隣合わせだったため、最悪の状況を考えて生活することで命を守っていました。

 

ですが現代ではそんなことはありません。一つのミスが命取りになることなどほとんどありません。また、一人ひとりがしないといけないことをたくさん抱えるストレス社会です。そんな中、物事をネガティブの捉え、自分のせいだと考えるのは危険です。

 

\試してみよう/

①5分以上考えない

②何に悩んでいるか紙にかいて可視化する

 

①考えすぎると、悩みに変わります。5分以上考えてしまっていたら、一旦考えをやめてみましょう。

②紙に書くことで俯瞰的にみることができ、解決策がわかったり、頭の中で繰り返されてる悩みをストップさせることができます。

 

どちらも効果抜群です✩ぜひ実践してくださいね

 

③認知行動療法アプローチをに身に着ける

認知行動療法とは、出来事に対する捉え方を変えることです。

 

精神的に落ち込んでいる方や落ち込みやすい方に推奨されている療法です。

 

事実に認知(捉え方や解釈)が入ることで、感情が生まれます。そして行動が生まれます。

 

同じ事実でも、どう解釈するかで、生まれる感情は異なります。その【解釈部分】を変えていきます。

 

ミスをしたときも、『次回から気を付けよう、注意してくれて有り難い』と前向きに捉えることもできれば、またミスばっかりしてダメな奴だと自分を責めることもできます。場合によっては、ミスを指摘されたことに怒る方もいるでしょう。

 

その時に感じた感情で、その後の行動も大きく異なってきます。

 

前向きに捉えた方は、この経験を活かし、次回からミスを自分で気づき減らしていくことができるでしょう。このことは自分にとってプラスとなります。

 

ですが自分はダメだと思った方は、自分に自信をなくして自己肯定感が低くなってしまいます。ミスをしないように、行動することを避けるようになるかもしれません。

 

ミスを指摘されて怒り感情が沸いた人は、今度は自分が相手のミスを探し怒っているかもしれませんね。

 

どう感じ、どう捉えるかは人の個性ですし、個人の自由ですが、その捉え方で苦しくなるものは変えていくことが大切です。

 

感情は条件反射として、無意識に感じてしまうものです。なので自分はどのように感じる癖があるか客観的に、俯瞰的にみてまず気づくことがポイントです。

 

自分の捉え方のくせに気づけたら、少しずつ変えていきます。

 

初めは、自分はだめな奴だ、とか偉そうに注意してきてむかつく!と思ってしまっても、ちょっと時間を置いて、いちいち自分をだめと思う必要はない、注意してきてくれた人に怒る必要はないと考えるようにしていきます。

 

すぐにはできなくても、意識すればだんだんと落ち込む時間や、怒る時間を短くして、気持ちを切り替えていくことができます。

 

大丈夫✩捉え方は変えられます!

 

ココがポイント

認知(捉え方)に【何々でないといけない、〇〇であるべき】と決めているとストレスが大きくなります。自分にも厳しくなりストレスを抱えますが、周りの人の態度や行動にもイライラしやすくなります。

何事も白黒つけず、『必ずしも~でないのでは?』と考えることで、自分の中の認知の捉え方を変えることができます。

 

まとめ

以上、学習性無力感についてまとめました。

 

いかがでしたか?

 

私は、不登校の理由が本人の無気力や不安が原因であるということにとても驚きました。けれど納得もできました。

 

私も無気力になった経験あります。努力をしても行動しても報われなかったときに、『ああ、本当に、どうすることもできないんだ、自分ってだめなんだ』と、心底納得してしまったんです。そこからは毎日が本当につまらないものになりました。希望が見えず、苦しくもありました。

 

今は抜け出すことができましたが、もっと深刻になっていたら、うつ病になっていたかもしれません。抜け出すために一番初めに行ったことは、楽観的に考えるでした。

 

今回ご紹介したことにも楽観的に考えるというのは入っていましたね。

まとめ

  • 無力感に免疫をつける
  • 楽観的に考える
  • 捉え方を変える(認知行動療法)

 

意識できることは、変えられます。学生時代だけでなく、一生役立つ考え方だと思います。今不登校で悩んでいる方もそうでない方も、ぜひ取り入れてみてください。

 

あなたの学校生活、今後の人生を応援しています。最後までお読み頂きありがとうございました。

 

 

 

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