通信制高校に通っている方や、卒業した方のなかには、「通信制高校で恥ずかしい、人に言いたくない」と思っている方もいるかと思います。
私も通信制高校を卒業したのでわかります。通信制高校に通う学生は年々増えていても、全体からみれば今も少数派です。ですから比べてしまうポイントとなりがちなのです。
周りと比べて落ち込んでしまっている方に届けたいメッセージをまとめました。
目次
周りと比べないのは不可能
「周りと比べないことが大切」
この言葉を聞いたことがある方は多いと思います。周りと比べないことは、本当に大切だと思います。ですが、人と関わって生きていく社会生活の中で比べることをゼロにするのは至難の技です。
あの人と比べて自分は…と落ち込む場合もあれば、人と比べて自分のほうが上だと感じたら勝ち誇った気持ちになったり、優越感を感じることは、誰にでも少しはあるかもしれません。
頭がいい子、運動ができる子、明るい子、おとなしい子、可愛い子、太っている子、スリムな子…いろんな個性を持った学生がいますが、この個性って全部回りと比べて出たものです。
このように考えてみると、私達はあらゆることを比べています。
通信制高校は、「一般的」ではありません。通っている学生は、年々増えていますが、ほとんどの学生は全日制高校に通っています。自ら選んで、初めから通信制高校を選んだ学生は気にならないかもしれませんが、全日制高校を退学し不本意ながら、通っている方にとっては大きなコンプレックスになりかねません。
まずは比べるのは仕方ない!そう割り切って受け入れましょう。
良い悪いはない、違うだけ
比べることはしてしまいます。
大切なのはその後の「解釈」です。比べても、良い・悪いではなく、ただ違うだけという事実をしっかり認識するのが大切です。
自分は通信制高校を卒業している。
友達は全日制高校を卒業している。
これは事実ですが、全日制高校に通っている友達は良くて、通信制高校に通っている自分はだめというのは、自分の思い込みで事実ではありません。ネガティブな解釈です。
「だからだめなんだ…」と自分の粗探しをし、自信をなくす必要は全くありません。
普段はそんなことを思わなくても、疲れていたり、嫌なことがあったり落ち込んだときに、周りと自分を比べて自分の下げてしまうときがあるかと思います。
そんなときは、一息ついてひとまず落ち着きましょう!
そして、良い悪いは、ない!と何度も自分に言い聞かせましょう。比べて落ち込む方は、【良い・悪い】を自分で設定し、そこで苦しんでいます。
もし!全日制校高校に通っていたら、偏差値で比べて同じように悩んでいるかもしれません。進学校に通っていたら、学校の成績で比べ落ち込んだり、比べることには際限がありません。
人はみんな違うので比較や比べることはあるでしょう。ですが「良い・悪い」ではありません。この考えから抜け出せると、ストレスが一気に減り心が軽くなります✨
「良い悪いはない」について
先程、比べてしまうのはしかたないけれど、「良い悪いと判断するのはやめよう」と書きました。良い悪いはないはないということは、人生のあらゆることに当てはまります。
この「良い・悪い」というのは主観である場合がほとんどです。「自分にとって都合が良いか悪い」ということです。
この価値観で色々判断して生活していると、悩みや苦しみが多くなりがちです。なぜなら自分にとって都合いいことばかり起きません。また、自分にとって都合の良いことがだけが起こるのが良いことでもありません。
その時は少し不満などがあっても、後々必要なことだった!と思えることはたくさんあります。
失恋や人間関係のトラブル、社会人であればリストラなど、全てその時はショッキングな出来事ですが、それをきっかけに新しいパートナーや職場、環境との出会いがあります。その時はきつくしんどいかもしれませんが、時が経てばそのことが「最高の転機」となっているかもしれません。
なので苦しいときや、うまくいなかいなと悩んでいるときがあったら、ぜひ「良い悪いはない」と言い聞かせてみてください。
少し冷静になり、苦しい…!!という感情の波から抜け出せます。そうしたら俯瞰的に現実をみれて冷静に対処できるようになります。
最後までお読みいただきありがとうございました。