通信制高校のサポート校とは?サポート校の役割、メリット・デメリット

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通信制高校について調べていくと、「サポート校」という言葉を目にするかと思います。

通信制高校とサポート校は、全くの別物です。

「サポート校とはなにをサポートするところなのか?」

「通信制高校と何が違うのか、どのような役割なのか?」

と疑問をもつ方も多くいます。サポート校と通信制高校の違いについてお伝えしていきます。

サポート校とは

サポート校は全国に約200校以上あると言われています。

サポート校とは、通信制高校に通う生徒が3年間で卒業ができるよう、学習面、生活面、精神面でサポートし、学位取得・進級などの支援を行う役割をもつ、民間の教育施設です。

通信制高校に通う生徒の「塾」のようなものです。

サポート校自体は「学校教育法」に定められた教育機関ではありませんので、サポート校に在籍するだけでは高校卒業資格を得ることはできません。

高校卒業の資格を取得するためには、通信制高校への同時の入学が必要となります。提携先の通信制高校にプラスして入る教育機関です。卒業証書は提携先の高等学校名になります。

通信制高校に入学した方が全員入らなくてはいけないところではなく、入るか入らないかは個人の自由です。

通信制高校の学習スタイルのデメリットと補う

通信制高校では自学自習が基本です。

時間に自由がきき、空いた時間を自由に使えるというメリットもありますが、その分勉強に身が入らず、長い期間単位が取得できない生徒、途中でリタイヤしてしまう生徒がでてくるのも現実です。

独学のみでは挫折しがちな通信制教育での学習面・精神面ともにサポートを受けることが出来るのがサポート校のメリットです。

サポート校の役割

通信制高校に通う学生が“卒業”をサポートしてもらうために通う“サポート校”。

一体どんなことをサポートするのか細かく具体的に紹介します。

通信制高校を3年で卒業できるようにサポート

サポート校の大きな目的は通信制高校に通う学生の卒業をサポートすることです。

通信制高校の持つ自由度の高さを活かしつつ、自学自習であることの困難さを丁寧にサポートします。

通信制高校では単位制を採用しており、進級や留年の概念がありません。そのため、勉強やレポートの提出計画がうまく立てられなくなり、卒業が長引く生徒もでてきます。

全日制の生徒は毎日朝の9時前から夕方4時頃まで校舎ですごし、授業をうけます。時間や量にすると勉強量は非常に多いです。

それを同量とはいわずとも、一人で自宅ですすめるには、想像以上に大変なものであり本人の意志が必要です。また通学が少ない分レポートやテストの点数が重視されますのでとりあえず授業でて赤点をとらなけらばOK…という考えも通じません。

本人の明確な意志と決意がないと、ついつい延ばし延ばしになってしまいがちです。

事実、通信制高校に通う学生は途中で挫折をしてしまうケースや卒業までに5年以上かかってしまうケースも多いのです。

モチベーションを高め、通信制高校卒業を目指す場所です。学習でつまずいたところをサポートしてもらったり、学習計画をたて、卒業へ向けて生徒と二人三脚で望んでいきます。

登校や生活面でのカウンセリング

通信制高校に通う生徒の中には不登校の経験があり学校に行くのが苦痛の生徒、いじめのトラウマから学校に対して恐怖心を抱いている生徒もたくさんいます。

そんな生徒の心のケア・サポートも行っています。

全日制高校ではいろんな生徒が同じように行動していかないといけないのでそれに馴染めず退学した生徒も多く、登校や人との関わりに対してネガティブなイメージをもってしまっている生徒も少なくありません。

カウンセリングの資格保有者が在籍していることがおおく、心のケアやカウンセリングを丁寧に行っています。

一人で悩むより、カウンセリングを受けることで自信を取り戻す手助けとなります。

自分の興味のある分野を学ぶ

美容・カメラ・漫画・スポーツなど自分が将来やりたいことを学べるコースが多くあります。

通信制高校の勉強のサポートをしつつ、さらに好きなことをやる場所が得られます。

学校ならではのイベント楽しむ

こちらは選ぶサポート校によりますが、遠足や文化祭、体育祭など学生ならではのイベント楽しむことができます。

通信制高校に通っているが、仲間との思い出がほしい!イベントに参加したい!と思う方にぴったりですね。

このようなイベントは、強制でないことが多く、自分の意志で選べるところがいいところです。同じ環境で学ぶ仲間との交流のが増えることで学生生活がより充実します。

サポート校の運営者

学習塾や予備校、専門学校など教育関連の学校がサポート校を運営しています。それぞれの強みを活かしているからこそ、その内容はサポート校によってだいぶ違います。

進学塾が運営するサポート校では難関大学への特別コースがあります。美容専門学校が運営するサポート校であれば、美容やエステ、メイクなどのコースを学ぶことができます。サポート校ごとにその内容は様々です。

サポート校のデメリット

サポート校に通うデメリットは、まず費用がかかります。

費用は学校や選ぶコースによって、大きくことなりますが、一般的に50~100万円(年間)程度というのが目安で、決して安くはありません。サポート校の利用は慎重に決めるようにしましょう。
サポート校とセットで通える通信制高校もあるため、そのような場合は学費が多少安くなります。

選ぶサポート校、コースによって学費は大きく変わりますが以下程度の学費が必要となります。

◯週1回の登校 初年度 約300,000円

◯週3回の登校 初年度 約600,000円

◯週5回の登校 初年度 約800,000円

もう一つは、サポート校によっては、週に5日の通学が必要であったりと、通信制高校の自由度を失ってしまう可能性もあります。

気づいたら毎日忙しく、自分のしたいことを(仕事やスポーツ、夢にむけて)する時間がなくなってしまった!などとならないように自分のライフスタイルに合うか…じっくり考えて決めたいところです。

通信制高校とサポート校の見分け方

いざ通信制高校を調べてみたり、資料を取り寄せて見てみると多くの学校のものが届き、通信制高校なのかサポート校なのか、わからないという方もいると思います。

パンフレットなどを詳しくしたら、わかりますが、パッと見でわかるポイントがあります。

簡単見分け方としては、名前の最後に「◯◯高等学校」とかいてあったら、国から認可を受けている通信制高校です。つまり、その通信制高校を通えば「高校卒業資格」を取得できます。

「◯◯高等学院」「◯◯高等学園」など名前の最後に高等学校とついていないのがサポート校です。

ほかの通信制高校にも入学する必要があり、学費も2校分かかるので高めになります。

似ていて少し紛らわしいのですが、資料請求した際は、ここをポイントに区別するといいでしょう。

まとめ

●サポート校は高校ではないので、それ単体で高校卒業の資格を取得することはできません

●サポート校とは通信制高校に通う生徒を支援する民間の教育施設です

●サポート校は通信制高校とセットで入学する場所で、サポート校のみに通う場所ではありません。

●卒業に向けたサポートが受けられ、選ぶ学校によっては自分の興味がある分野を体験・学ぶことができます。

●サポート校を利用するかしなかは、個人の自由です。

サポート校についてまとめましたがいかがでしたでしょうか?

通信制高校だけで勉強を進めていくか、サポート校を上手に利用していくかは、人それぞれです。

自分にとってベスト!な選択をして、高校卒業資格を目指して頑張っていきましょう。

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