通信制高校について

通信制高校の卒業に必須なスクーリングとは?!

 

通信高校のことを調べると『スクーリング』という言葉を聞くかと思います。

スクーリングとは通信教育の学生・生徒が受ける、短期間の教室での講義・授業のことです。

通信制高校であっても、スクーリング(登校)が必要になっています。

ですが学校によってスクーリングの頻度は違います。

通信制高校を選ぶ際はスクーリングの多い・少ないは選ぶ上で重要な項目です。

このページではスクーリングについてご紹介していきます。

 

目次

スクーリングなしの通信制高校はあるの?

通信制高校を探す上でスクリーングのない高校を探している方も多くいるようです。

ですが一度もスクーリングをすることなしに卒業できる通信制高校はありません。

通信高校の卒業要件の一つである単位を取得するためにはスクーリングをする必要があるからです。

レポートなどの添削指導やスクーリングして授業を受けることは通信制高校を卒業し、高卒認定資格を取る上で必要な条件です。

1回も学校に来ないで卒業できてしまったら、本当にその生徒が勉強したのが、高校卒業程度の学力が身についたか判断できません。変わりの誰かにレポートやテストをしてもらい送付すれば済んでしまいますね。

文部科学省が発表している学習指導要領に、以下のように定められています。

教科・科目 添削指導

(回)

面接指導

(単位時間)

国語,地理歴史,公民及び数学に属する科目
理科に属する科目
保険体育に属する科目のうち「体育」
保健体育に属するうち「保健」
芸術及び外国語に属する科目

 

家庭及び情報に属する科目並びに専門教科・科目 各教科・科目に必要に応じて2〜3 各教科・科目の必要に応じて2〜8

参考:高等学校学習指導要領解説 総則編 文部科学省

スクーリングで登校した際には、テストや体育の授業、実験・実習活動など家ではできない科目をメインで行い、進路相談や学習の進め方や疑問点の相談を担任とします。

スクーリングの通い方

スクーリングのスタイルは高校によって異なります。

スクーリングのスタイルは以下のような形式が代表的です。

・週に○日など、決められたペースで登校する
・年間で○日と決められており、不定期に登校する
・年に1~2度の集中スクーリングでまとめて登校日を消化する

学校に通う頻度を減らしたいのなら、1日を授業をまとめて受けれるようにカリキュラムが組める通信高校を選ぶことで負担が減ります。

こまめに授業を受けたい方、まとめて行きたい方、自分の望むライフスタイルに合わせて通信制高校を選びましょう。

スクーリングの頻度ややり方はその高校の裁量にゆだねられており、高校によって違います。

通信制高校に通う前には事前にスクーリングのことを確認しましょう。

スクーリングを減らしたい

スクーリングをゼロにすることはできませんが、最近ではインターネットの授業を受けることでスクーリングをしたと認めてくれる通信制高校も増えてきています。

e-ランニングというものです。

インターネット上で授業を受けることができるので、ネット環境さえあればどこでも受講することができ便利です。今では大手の塾でもこのインターネット形式の授業を採用しており、講師も丁寧にわかりやすいように授業をしています。繰り返しみることができたり、聴き逃したところをまた視聴することができるので、身につく勉強方法の1つだと思います。

このようなスタイルで学習できる通信制高校を選べばスクーリングの回数を減らすことができます。

集中スクーリングの通信制高校を選ぶのもポイントです。合宿のように泊まり込みで行う高校から、ある期間毎日通学するなど、タイプは高校によって異なります。

スクーリング少ない学校は年に1回2泊3日ほどで終わる高校もあります。

 

スクーリングのメリット

スクーリングを減らすことでより自由な時間を確保でき、通学時間を減らすことができるといメリットがありますがスクーリングにもいいところはたくさんありますので紹介します。

 

講師にすぐに聞くことができ疑問を解消できる

通信制高校といえどしっかり勉強をしないと卒業できません。

自宅で勉強するスタイルが多くなりますが、その際、疑問が生まれたときに自分で調べないと行けないとすぐにその場で講師に教えてもらえるのでは理解度にも差がでてきます。

教室で勉強することでいつもと違う緊張感をもちメリハリをもてることもメリットです。

 

単位を計画的に取れる

スクーリングに頻繁に学校に通うことで単位を計画的にとれるというメリットがあります。

スクーリングが少ない分自宅で自分で時間をつくることが必要になります。ついつい後回しにしてしまって学習がたまってしまうことも。

週に1回学校にいくことで「次回学校行くまでに終わらせよう!」などと自分なりに期限やメリハリももって学習に育むことができます。

 

友達・仲間と出会える

同じ学校に通う仲間と交流でき、人脈が広がります。

スクーリングにいき、仲間と合う頻度が増える分だけ、自然と友人が増えていくことがおおいです。

 

イベントを楽しめる

通信制高校も文化祭や体育際があります。また遠足などもあります。新しい仲間たちをすごすイベントは息抜きにもなりますし、コミュニケーションの場になります。

イベントに参加する生徒も多く楽しめます。ぜひコミュニケーションの場として参加して、高校生活を楽しんでください。

年に一度屋久島でのスクーリングが体験できる通信制高校(KTC屋久島あおぞら高等学校)もあります。沖縄でスクーリングできる高校(ヒューマンキャンパス高等学校、N高等学校など)もあります。

スクーリングを楽しみましょう!

まとめ

◯スクーリングは通信制高校を卒業、「高校卒業認定」を取得するために必要なことです。

◯スクーリングスタイルは主に3パターンあるので自分の望むスタイルを選ぶことが大切です。

1.週に○日など、決められたペースで登校する

2.年間で○日と決められており、不定期に登校する

3.年に1~2度の集中スクーリングでまとめて登校日を消化する

◯スクーリングの頻度を増やすことで、仲間作りができたり、勉強を計画的に進めることができたりというメリットがあります。

◯スクーリングの頻度を減らすことで、より自由な時間を確保できるメリットがあります。

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